菊地栄%e8%8f%8a%e5%9c%b0%e6%a0%84

立教大学兼任講師、社会デザイン学 博士、出産育児環境研究会代表

助産院での出産を契機に、出産に関心をもち研究と取材をすすめるようになる。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ブラジル、ケニア、ミクロネシア諸島など、世界16ケ国以上の出産を取材。マタニティ雑誌、医学専門誌、新聞などに数多く作品を発表。マタニティ・クラス、マタニティYOGAクラスを27年間主宰し、出産準備教育に携わる。
48歳で大学院入学。博士取得後、衆議院議員(元法務大臣)政策秘書として2年間勤める。現在は八ヶ岳山麓在住。

 

〈菊地評議員よりメッセージ〉

ベビーフレンドリーな社会とは、どのようなものでしょうか。今、出産/誕生は、産む人とその家族、そして産科医療や保健関係など限られた領域のトピックスになっています。一方で、東日本大震災の後、被災地に赤ちゃんが生まれたというニュースがとりわけ明るい話題として全国に配信されたように、子どもが生まれるということは本来、人々の心に光を差し込む、希望をもたらす営みです。私は生まれてくることと死ぬことは、日の出と日没と同じようにいのちが循環する行為だと感じています。人のいのちには限りがありますが、まただれかがどこかで生まれてくるという思いを持つことで、自然の中に存在するいのちの循環を希望として捉えることができます。少子化や環境問題など、将来への不安がじんわり広がっているように思われる今、未来の世代へ託す社会をより穏やかに平和的なものにデザインすることが、赤ちゃんや子どもに寄り添うベビーフレンドリーな社会を構築する道ではないでしょうか。